色々な症状
うつの症状には様々なものがあります。
よく言われるのは
- 気分の落ち込み
- 物事に興味が持てない
- 食欲が無い
- よく眠れない
- すぐに疲れる
- 落ち着きが無い(又は逆に無口になっていく)
- 集中力がなくなり決断することが難しくなる
- 自分は価値が無いと思う
- 自殺してしまいたいと思う
上記に上げられたものでも8.9項目になって来ると一般的に言われる、うつの「重度」症状と呼ばれるものです。
特に最後の項目の自殺をしてしまいたいという症状ですが、うつ状態がひどい時は、自殺行為を含め全てをする気力がないので心配する必要がありません。
気をつけなければならないのは、最悪から少し抜けだした状態の時です。
この時には自分を抑えるものがなく、価値の無い自分を消してしまいたいという衝動にかられて発作的に起こしてしまうのです。
単極性と双極性
単極性(内因性)うつ
しかし、あくまでもそういった理由が多く見受けられるというだけで、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。
また、単極性(内因性)うつに掛かる人は下記のような予兆的性格と特徴があります。
- 循環性格
- 執着性格
- メランコリ型性格
肥満体型に近い人に多く見られ、明るくおおらかな時と何も喋らず物静かにいる双極性の様な特徴が見受けられます。
几帳面で真面目、責任感が強いなど優等生と言われるような完璧主義者によくみえる性格で、自分を厳しく律することが知らず知らずのうちに心労となってあらわれる。
融通の効かない性格の人で、上手く行かなかったり、躓いたりして物事が思い通りに行かないことが許せず、自分自身を攻めることで心労が重なってくる
双極性うつ
単極性うつに比べ、発症する年齢が比較的低く、また一方的に落ち込み、徐々に(人それぞれのペースではあるが)回復していく単極性うつと違い、落ち込む時と、気持ちが高まる時が交互に来ます。
これは判断が難しく、初診ではわからず、診察後、躁(そう)の状態になって初めて「双極性うつ」と診断されることになります。
双極性の場合、うつだけの場合より深刻になるケースが多いです。身体表現性の場合、気分的なものが回復してきても身体的な病状、例えば手足が痺れることは治りません。何年もかかります。
単極性と双極性では、薬も対処法も違います。
勝手に判断するのは大変危険ですので、必ず専門の医療機関を受診しましょう。