うつ、急性期と回復期

うつには大きく分けて、2つの期間があります。

急性期

この時期は体と心が本当に疲れて閉まっている状態です。

そのため、とにかく休みます。いただいた薬を飲みながら、こんこんと眠ります。お腹がすいたら食事をし、気分がよければ散歩や銭湯にいって汗を流したり、音楽を聴いたりします。疲れたら眠ります。そうやって回復を待ちます。

 

回復期

そのうち散歩が楽しくなったり、猫カフェに行ったり、ぬるま湯のあるスーパー銭湯に行くことなど自分が好きな方法が分かってきます。癒される場所は人によって様々、登山やふくろうカフェなんて人もいます。病院の先生にお話をします。病院の先生の中には、そういう私らしい回復方法を評価しない方も少なくありません。しかし、西洋医学的には、うつ病の根本的な原因は不明のままですし、ずっと病院にかかっているけれども治らない人もいます

 

 

 

新型うつ病のお子さんの症状にあわせ、気分があがったり下がったりしていたお母様の中でも、他の方法を取らず、病院の薬だけに頼っていた方は、症状が悪化していったというケースをみたことがあります。このことからもうつ病を克服するためには統合医療としてのアプローチが求められています。東洋治療はトライする価値があります。
この時、並行してカウンセリングやアートセラピーそしてセラピーコーチングを受けることをお勧めします。


カウンセリング

専門外の先生との対話では、その対話時間の短さや、知識や経験の少なさから、症状を改善させるどころか悪化させてしまうケースも有ります。
しっかり勉強してきた専門家ではありえないと思いますが、専門的な知識を持ち合わせていない先生の場合は、その知識不足からアドバイスもコロコロと変わって、患者に余計な不安を与えてしまう場合があるからです。例えば、会社以外の人間関係が大切だと言ったかと思えば、人に振り回されるのでたくさんの人の集まるところに行かないようになど、真逆のアドバイスを行うことで、患者を混乱させてしまいます。また、専門の先生でない場合は、一人の患者に割り当てられる時間が少ないため、他の病気の診察のように、比較的短時間しか無いため、患者がさらに深く聞いて納得したり落ち着いたりということが難しいのです。
こうなると、「理解できない自分が悪いのか・・・」「なぜ、こんなことも出来ないのか」など、かえって落ち込んでしまったりするのです。




仕事をされている方の場合、病院では一般的に男性のうつと同じ治し方を提案してきます。深刻な場合、入院が必要ですが、それほど深刻で無い場合、擬似体験行い練習していきます。例えば、図書館を会社とみたて開館とともに「出勤」し、夕方「退勤」します。急性期に1日寝ていた方は、図書館でずっと座っていることだけでも冷や汗がでることでしょう。最初は、午前中だけでも構いません。もしも本を読めない場合には、医師にその旨を伝え薬の量を増やしてもらうなどします。
女性の方は、人と絡む仕事をされていた方が多いのですが、うつ病になると人と絡むことが一番避けるべきことになります。
接客や電話オペレーター、そしてクレーム処理はうつ病を再発させますので、データエントリーや入力の仕事が復職のイメージとなります。

 

 

専業主婦の方でしたら、手芸や絵を描くこと、特にアートセラピーがおすすめです。自力で医者に通うことなく統合失調症を治した心理学者のユングが行った方法です。マンダラの絵をぬりえするだけでも癒されます。心の病気ですので、根本から治したい方はじっくりむきあってくれる臨床心理士、カウンセラー、アートセラピスト、心理学に明るいコーチにガイドしていただきながら行うことができます。


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