西洋医学だけでは無理
「心の風邪がうつ病である」と宣伝をしたのは大手外資系薬品メーカーです。
脳内物質別名幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが脳からなくなってしまうことが原因でおこります。
セロトニンが脳に残った状態であればいいのですが、脳から再度取り込まれてしまう機能があります。
その取り込みを阻害する役割をしてくれるのが、抗うつ薬です。
抗うつ薬を服用するとセロトニンが脳に留まるためボーッとしますので、悲しみが薄れることはあります。
しかし、人によっては下痢や便秘、頭痛、身体の痺れ、等の副作用がでる場合もあります。
気分を薬で調整するので、患者さまが医者に「まだ、落ち込むのですが・・・。」と、言えば違う種類の抗うつ薬が出されますし、「眠れるようになってきました」といえば、睡眠薬の含有量が減ります。
その都度カスタマイズして行う対処療法が主な処置となっていきます。
根本から治したい方は、東洋医学にトライしましょう。漢方がいいという意見が多いです。
漢方薬
漢方薬局にいって煎じ薬をもらいます。
お腹が空っぽの時にそのハーブティー(漢方薬)を煎じて飲むことで効果が期待できます。
ハリ
針灸院にいって「東洋医学の針をお願いします。」と、言いましょう。保険適応の筋肉をリラックスさせるため、深く差し込む針ではありません。皮膚の下、漢方でいうツボに数ミリにさすものです。電気をかけたりしません。
プラセンタ<
辛い更年期障害の様々な症状を緩和してくれるというプラセンタ。よく耳にしますね。
プラセンタ注射、ドリンク、サプリメントといろいろな商品があり、コンビニで気軽に購入できる廉価なものから医師の処方が必要な高価なものまで様々。
予防的に試す場合はサプリメントから、深刻な状態の場合は、プラセンタ注射を取り扱うクリニックを受診の上、医師とよく相談して試してみるのも良いかもしれません。
うつの主な原因は、色々ありますが、緊張がつづき、交感神経が高ぶったままで自律神経失調症になることがきっかけでもあります。
副交感神経が優位になる物理的な行動が必要です。
- 早寝早起き
- バランスのとれた食事
- 適度な運動
早起きをして朝日を浴びることが有用とされています。
運動では、激しい運動はおすすめできません。
ヨガやストレッチが有効です。ウォーキングが一番いいとされています。
アロマセラピーやリフレクソロジーなどのリラクゼーションもお勧めです。
アロマセラピストに相談して、ラベンダーなどのリラックスできる精油をすすめてもらいましょう。ディフューザーにいれて室内で炊くだけでも違います。前述の銭湯でも熱いお湯やサウナよりもぬるめのお湯、炭酸水に長くつかります。心臓病の恐れがない方は水風呂も落ち着きます。
音楽療法として、クラシックを聴くだけでもいいのですが、選曲は慎重にしてください。心が穏やかになる、または元気になれる曲がおすすめです。
アートセラピーは、絵が下手な人でも行うことができるだけでなくセラピストと対話すると自己分析もできます。
回復期に、このような「副交感神経優位になる」ことが意識できれば、家事をしたり、図書館に通って本を読んだり、絵を描いたりしているだけで徐々に治っていきます。